truenas scale の初期設定を教えて

TrueNAS SCALEの初期設定を行う際、以下の手順に従うことで、基本的なセットアップが完了します。TrueNAS SCALEは、LinuxベースのオープンソースNAS OSであり、仮想マシンやコンテナなどをサポートしています。

1. TrueNAS SCALEのインストール

TrueNAS SCALEの公式サイトからISOファイルをダウンロードします。

ダウンロードしたISOをUSBドライブに書き込みます(Rufusなどのツールを使用)。

NAS用のハードウェアにUSBドライブを挿入し、インストールを開始します。

BIOSでUSBドライブからのブートを設定し、インストールプロセスに入ります。

指示に従い、インストール先のディスクを選び、TrueNAS SCALEをインストールします。



2. 初期設定

インストールが完了したら、サーバーを再起動します。

IPアドレスが画面に表示されるので、同じネットワーク上のPCからブラウザを使用してそのIPアドレスにアクセスします。


3. Webインターフェイスへのアクセス

デフォルトのログイン情報:

ユーザー名:root

パスワード:インストール時に設定したパスワード


ログイン後、ダッシュボードにアクセスできます。


4. ストレージの設定

左メニューの「ストレージ」をクリックし、「プール」を作成します。

使用するディスクを選択し、ZFSプールを作成します。RAID-Zやミラーなど、必要な設定を行います。



5. ネットワーク設定

「ネットワーク」セクションで、ネットワークインターフェースの設定を行います。

静的IPアドレスやDNSの設定が必要であれば、ここで設定を変更できます。



6. 共有の設定

「共有」セクションから、SMB(Windowsファイル共有)やNFS(Linux/Unixファイル共有)を設定します。

「SMB」を選択して、共有フォルダを作成し、アクセス権限を設定します。



7. ユーザーとグループの設定

「アカウント」セクションで、必要に応じて新しいユーザーやグループを作成します。

各ユーザーに必要なアクセス権限を割り当てることができます。



8. アップデートとパッチの確認

「システム」セクションで、最新のアップデートやパッチがあるか確認します。

TrueNAS SCALEは、定期的にアップデートを提供しているため、システムの安定性を保つために確認しましょう。



9. 仮想マシンやアプリのインストール(オプション)

「アプリ」セクションでは、DockerコンテナやKubernetesを使ってアプリをインストールできます。

また、「仮想マシン」セクションで、仮想化されたOSのインストールも可能です。


10. バックアップとスナップショットの設定

ストレージの安全性を保つために、スナップショットの作成やバックアップの設定を行います。

「ストレージ」セクションで「スナップショット」を設定し、定期的にデータのスナップショットを自動的に作成できるようにします。



この初期設定が完了すれば、TrueNAS SCALEの基本的な機能を使用する準備が整います。


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