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10月, 2024の投稿を表示しています

スナップショットの設定の詳細

 TrueNAS SCALEでのスナップショットは、データセットやZFSボリュームの時点復元ポイントを作成する機能です。これにより、ファイルの変更や削除があった場合でも、過去の状態に戻すことが可能です。ここでは、スナップショットの設定方法やその詳細について説明します。 スナップショットの設定手順 1. 「データ保護」セクションに移動 TrueNASのメインメニューから「Data Protection(データ保護)」にアクセスします。 2. 「スナップショットタスク」 「スナップショットタスク」を選択します。ここでは、定期的にスナップショットを作成するためのスケジュール設定ができます。 3. 新しいスナップショットタスクの作成 「Add(追加)」ボタンをクリックして、新しいスナップショットタスクを作成します。 4. スナップショットの設定項目 スナップショットタスクの設定で、以下の項目を指定します。 Pool(プール)またはDataset(データセット): スナップショットを作成する対象のプールやデータセットを選択します。 Recursive(再帰的): 再帰的にスナップショットを作成する場合、このオプションをオンにします。これにより、選択したデータセット内のサブデータセットもスナップショットに含まれます。 スケジュール: スナップショットの作成頻度を指定します。日単位、週単位、月単位でスケジュールを設定することが可能です。CRON形式で詳細な設定もできます。 Retention Period(保持期間): スナップショットを保持する期間を設定します。この期間が過ぎるとスナップショットは自動的に削除されます。必要に応じて、無期限に保持することも可能です。 名前フォーマット: スナップショットに付ける名前のフォーマットを指定できます。通常はデフォルトの設定で問題ありませんが、カスタム名を付けたい場合はここで調整します。 Allow taking snapshots when the pool is not healthy(プールが健全でないときにスナップショットを許可する): プールが問題を抱えている場合でもスナップショットを取るかどうかを設定します。通常はデフォルトでオフですが、必要に応じてオンにします。 5. 保存 設定が完了したら「保存」をクリックし、スナ...

credencialsではないか?

 TrueNAS SCALEのSMB設定において「Credentials(認証情報)」というセクションが使われることがあるかもしれません。このセクションは、ユーザーやグループの作成、パスワード管理など、認証に関連する設定を行う場所です。 Credentialsセクションでのユーザー設定手順 1. 「Credentials(認証情報)」セクションに移動 左メニューから「Credentials」を探します。 2. 「Local Users(ローカルユーザー)」または「Users(ユーザー)」 「Users」や「Local Users」というオプションが表示されている場合、これをクリックしてユーザー管理にアクセスします。 3. 新しいユーザーの追加 画面の「追加」ボタンをクリックし、新しいユーザーを作成します。ここでユーザー名、パスワード、グループの設定を行います。 必要に応じて、ユーザーに特定の共有フォルダへのアクセス権限を与える設定をします。 4. グループの設定 「Groups(グループ)」というタブもありますので、こちらで必要なグループを作成し、ユーザーを割り当てることができます。 SMB共有での認証情報の利用 ユーザーとグループの設定が完了したら、SMB共有のACL設定でこれらのユーザーやグループを指定し、アクセス権限を細かく制御できます。 1. SMB共有を作成し、アクセス権限を設定する際に、事前に設定したユーザーやグループに読み書きの権限を割り当てます。 2. クライアントPCから共有フォルダにアクセスする際に、設定したユーザー名とパスワードを使用して認証します。 これにより、各ユーザーが適切な権限でSMB共有にアクセスできるようになります。

アカウントセクションがない

 TrueNAS SCALEの最新バージョンで「アカウント」セクションが見当たらない場合でも、ユーザーやグループを管理するための設定は、異なるセクションに統合されている可能性があります。 もし「アカウント」セクションが見当たらない場合、以下の方法でユーザーやグループの設定を行うことができるはずです。 ユーザーとグループの設定手順 1. システム設定からユーザーを管理 新しいバージョンでは、「システム設定」内にユーザー管理のオプションが含まれていることがあります。 1. 「システム設定」セクションに移動 左メニューから「システム設定」や「設定」といったセクションを探します。 2. 「ユーザー管理」または「アカウント管理」 「ユーザー」または「アカウント管理」のような項目が「システム設定」内に含まれているか確認してください。 3. ユーザーの追加 「ユーザー」セクションに移動したら、そこで新しいユーザーを追加します。ユーザー名やパスワード、グループの設定など、従来の「アカウント」セクションと同様のオプションが表示されるはずです。 2. CLI(コマンドラインインターフェース)を使用してユーザーを作成 もしGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)に該当する設定が見つからない場合、CLIを使用してユーザーを作成することもできます。 1. TrueNASのCLIにアクセス TrueNASのWebインターフェースから「シェル」または「ターミナル」にアクセスします。 2. ユーザーを作成 以下のコマンドを使用して、新しいユーザーを作成します: sudo adduser <username> コマンドを実行すると、パスワードやフルネームなどを入力するプロンプトが表示されます。 3. ユーザーにグループを割り当てる 既存のグループにユーザーを追加する場合は、以下のコマンドを使用します: sudo usermod -aG <groupname> <username> 3. 共有フォルダのアクセス権設定 ユーザーやグループが作成されたら、SMB共有のACL設定でこれらのアカウントを指定し、アクセス権を設定します。これにより、各ユーザーが適切な権限で共有フォルダにアクセスできるようになります。 --- もし「アカウント」セクションが見つから...

先にユーザー設定

 SMB共有を設定する前に、ユーザー設定を行うことが推奨されます。これは、SMB共有フォルダへのアクセスを制御するために必要です。特定のユーザーごとにアクセス権限を設定することで、セキュリティを強化できます。 TrueNASでのユーザー設定手順 1. ユーザーの作成 まず、TrueNASにアクセスするためのユーザーを作成します。 1. 「アカウント」セクションに移動 左メニューから「アカウント」を選択し、「ユーザー」をクリックします。 2. 新しいユーザーの追加 「追加」ボタンをクリックし、以下の項目を入力します: ユーザー名:共有にアクセスするためのユーザー名。 フルネーム:ユーザーのフルネーム(任意)。 パスワード:このユーザーのパスワードを設定します。SMB共有にアクセスする際に使用します。 3. グループの設定 必要に応じて、ユーザーを特定のグループに割り当てることができます(例: "smbusers"など)。 グループにユーザーを追加することで、複数のユーザーに対して同一のアクセス権限を簡単に適用することができます。 4. シェルの設定 「シェル」オプションは通常デフォルトのままで問題ありませんが、特定の用途がある場合は選択を調整します。 5. ホームディレクトリの設定(オプション) 必要に応じて、ユーザーのホームディレクトリを指定することができます。ただし、SMB共有用のユーザーの場合は、特定の共有フォルダへのアクセスを制御することが主な目的となるため、設定は必須ではありません。 6. 保存 設定が完了したら、「保存」をクリックしてユーザーを作成します。 2. グループの作成(オプション) ユーザーが多い場合は、グループを作成して管理を簡略化できます。グループに対して一括でアクセス権を設定できるため、ユーザー単位で権限を調整する手間が省けます。 1. 「グループ」セクションに移動 「アカウント」セクション内の「グループ」を選択します。 2. 新しいグループの追加 「追加」ボタンをクリックし、グループ名を指定します。 3. ユーザーの追加 先ほど作成したユーザーをグループに追加します。 4. 保存 設定が完了したら、「保存」をクリックします。 --- ユーザー設定後のSMB共有への適用 ユーザー設定が完了したら、先に説明した**SMB共...

SMB設定を詳しく

TrueNAS SCALEでSMB(Server Message Block)を使用してWindows共有フォルダを設定するプロセスを詳細に説明します。SMBは主にWindowsクライアントとのファイル共有に使われるプロトコルですが、macOSやLinuxでもアクセス可能です。以下は、SMB共有を設定する手順です。 1. TrueNAS SCALEでのSMBサービスの有効化 まず、TrueNASでSMBサービスを有効にする必要があります。 手順: 1. 「サービス」セクションに移動 左メニューから「サービス」をクリックします。 2. SMBサービスを有効化 サービスリストから「SMB」を見つけます。 右端にあるトグルスイッチを「オン」にしてSMBサービスを有効化します。 3. サービスの自動起動設定 自動起動を有効にするために、「自動起動」のチェックボックスをオンにします。これで、TrueNASが再起動した際にSMBサービスも自動的に起動します。 2. SMB共有フォルダの作成 SMBサービスが有効になったら、次は共有フォルダを設定します。 手順: 1. 「共有」セクションに移動 左メニューから「共有」をクリックし、「SMB」を選択します。 2. 新しいSMB共有の作成 「追加」ボタンをクリックします。 「パス」フィールドで、SMB経由で共有したいフォルダを指定します。このフォルダは、すでにZFSプール内に作成したデータセットまたはディレクトリを選択します。 3. 共有名の設定 「共有名」フィールドに、クライアントから参照する際の名前を指定します。これが、ネットワーク経由で見えるフォルダ名となります。 4. アクセス権限の設定 共有に適用するアクセス権限を設定します。 読み取り専用: クライアントがファイルを見ることはできるが、書き込みはできない。 読み書き可能: クライアントがファイルを作成、削除、編集できる。 ゲストアクセス: 認証なしで共有にアクセスできるようにする。このオプションは慎重に使うべきです。 5. 高度なオプション(オプション) 「高度なオプション」をクリックして、以下のような設定を調整できます。 ブラウザ表示: この共有がネットワークブラウジングで表示されるかどうか。 ホスト制限: この共有にアクセスできる特定のホストを指定できます。 SMBキャ...